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子どもに撃ち合いの遊びをさせて大丈夫か、保護者向けに整理した

この記事の要点

  • BB弾を使う競技は多くの施設が10歳以上を目安にしており、18歳未満向けのエアガンは0.135ジュール以下と定められている(法定上限の約7分の1)。
  • 痛みは装備でかなり減らせるが、目と歯のリスクだけは装備の運用で必ず守る必要がある。
  • 弾を飛ばさない赤外線方式なら痛みは原理的になく、防具も不要。#ピカタグの体験会では回答者13名全員が「怖い・痛い・物騒な印象はなかった」と答えている(2026年7月時点)。
  • 「撃ち合う遊び=攻撃的」とは限らない。勝敗を分けるのは力ではなく、隠れる・伝える・合わせるという判断である。
  • 保護者が確認すべきなのは年齢制限だけでなく、当たり判定を誰が行うか(自己申告か機械か)である。

子どもが「やりたい」と言ってきたとき

保護者の方の不安は、だいたい3つに分かれます。痛くないか。ケガをしないか。そして、銃を使う遊びをさせていいのか。

私たちは赤外線を使った撃ち合い「#ピカタグ」を運営していて、イベント会場でこの3つを何度も聞かれてきました。3つ目を口に出す方は多くありませんが、表情から伝わってきます。この記事では、答えにくい3つ目も含めて正面から書きます。

1. 痛くないのか

方式によって答えが変わります。

BB弾を使う競技の場合、18歳未満向けのエアガンは0.135ジュール以下と定められています(STGA・日本エアースポーツガン協会)。大人が使う法定上限の0.989ジュールに対して、約7分の1の威力です。

この威力についてBravePoint台場店は、「0距離で素肌に撃たれても大人のデコピンくらい」「跡が残らない程度」と説明しています。多くの施設が10歳以上を参加の目安としており、貸切であれば6歳から受け入れる施設もあります。

つまり、子ども向けに調整された環境であれば、想像されるような激痛ではないというのが各施設の説明です。ただし「弱い」であって「ない」ではありません。当たる部位によっては痛みを感じますし、もっとも痛みが出やすいのは手の指とされています

一方、赤外線を使う方式では物理的に何も飛びません。テレビのリモコンと同じ赤外線を当てているだけなので、痛みは原理的に発生しません。私たちが2026年7月に開催した体験会では、アンケートに回答した13名全員が「怖い・痛い・物騒といった印象はなかった」と答えています。

2. ケガのリスクはどこにあるか

痛みとケガは分けて考える必要があります。

BB弾を使う場合、痛みの大半は服装と装備で減らせます。長袖・長ズボンで肌の露出をなくし、グローブで手を守る、というのが各フィールドに共通する案内です。

ただし、装備で「軽減する」のではなく「絶対に守る」領域が2つあります。目と歯です。サバゲーひろばは失明のリスクとゴーグルの重要性を独立した項目として扱い、歯が折れることは作り話ではないと書いています。ハイパー道楽には、試合エリア外の休憩区域で顔面に当たった事故の報告も掲載されています。

ここで大事なのは、ゴーグルの性能そのものより「外さない運用ができているか」です。子どもは暑くなると外したくなりますし、休憩に入った瞬間に気がゆるみます。見学に行ける施設なら、スタッフがそこをどう管理しているかを見ておくと判断がつきます。

赤外線方式の場合、飛ぶものがないためゴーグルは不要です。残るリスクは、走ってぶつかる・転ぶといった、体育館で身体を動かす遊び全般と同じ種類のものになります。

3. 銃を使う遊びをさせていいのか

ここは数値では答えられない部分なので、私たちの考えを書きます。

まず事実として、#ピカタグで勝敗を分けているのは力や攻撃性ではありません。どこに隠れるか、いつ動くか、味方に何を伝えるか、という判断です。実際、体験会で参加者が「一番盛り上がった瞬間」に挙げたのは、撃った瞬間ではなく「戦術がハマった時」「作戦会議」でした。

見た目は撃ち合いですが、中身は身体を使った将棋に近い時間です。だから体格差や運動神経の差が出にくく、小学生が大人を撃ち抜くことも普通に起きます。2026年7月の体験会でも、盛り上がった瞬間として「子供が大人と対等に打ち合ったとき」を挙げた参加者がいました。

そのうえで、私たちが表現として決めていることがあります。#ピカタグでは軍事的な演出をしません。迷彩も、戦場の設定も使いません。使うのは白い機材とマゼンタとシアンで、位置づけはスポーツです。撃ち合いの形式を借りたスポーツと、戦争ごっこは別物だと考えているからです。

それでも「うちは銃の形をしたものは持たせたくない」という判断はあると思います。それは家庭ごとの方針として尊重されるべきもので、説得しようとは思いません。判断材料として、上のような設計になっているとだけお伝えしておきます。

保護者が確認するとよい、意外な項目

年齢制限や料金以外に、もうひとつ見ておくと差が出るところがあります。当たったかどうかを誰が判定するかです。

自己申告制の場合、当たったかどうかを本人が申告します。ここは勝ちたい気持ちが強いほど揉めやすく、「今の当たってた」「当たってない」の言い合いになりがちです。大人が仲裁に入ることになり、楽しかったはずの時間が気まずく終わることもあります。

機械が判定する方式なら、光が受光部に届いた瞬間に反応するので、この揉め事が起きません。初対面の子ども同士が混ざる場では、ここが体験の質をかなり左右します。

年齢の目安

方式 一般的な下限の目安 備考
BB弾(低威力) 10歳以上とする施設が多い 貸切で6歳からの施設もある。ゴーグル必須
ナーフ(スポンジ弾) 未就学児から可能な場合が多い 弾の回収作業が発生する
水鉄砲 未就学児から可能 着替えが必要。実施は夏に限られる
赤外線 機材を構えられる年齢から 防具不要。#ピカタグでは小学校低学年の参加実績あり

施設によって条件が違うため、必ず主催者に確認してください。上の表は2026年8月時点で公開されている各社の案内をもとにした目安です。

親も一緒に出られるかどうか

見学席から見ているだけなのか、一緒に試合に出られるのかは、当日の満足度をかなり変えます。

体格差が勝敗に直結する競技だと、親子が同じ試合に出ても手加減が前提になります。逆にテレビゲームは子どものほうが強すぎて、親が対等に入れません。「同じ土俵で、お互い本気で勝負する」時間は、実は作りにくいのです。

判断で勝敗が決まる競技であれば、10歳と40歳は対等になります。むしろ身体が小さいことは、的が小さいという有利にもなります。この話は親子が「対等に」本気で勝負できる遊びは、意外と少ないに詳しく書きました。

まとめ

  • 痛みは方式で決まる。BB弾は「弱いがある」、赤外線は「ない」
  • 目と歯のリスクは、装備そのものより外さない運用で守られる
  • 撃ち合いの形式でも、中身が判断力の競技なら攻撃性とは別物になる
  • 年齢制限と同じくらい、当たり判定を機械が行うかどうかを見ておくとよい
  • 親が一緒に出られるかどうかで、その日の記憶がかなり変わる

#ピカタグは、防具のいらない赤外線の撃ち合いをイベントとして開催しています。実際の様子は体験レポートで紹介しています。次の開催情報は記事下のLINEからご確認いただけます。

※ 各施設の年齢条件・威力の設定は2026年8月時点で公開されている情報です。参加前に必ず主催者にご確認ください。

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